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ひたすら情報皆無の音楽レビュー

Eugene Chadbourne

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Eugene Chadbourne

54年生まれマウントバーノンというところ出身のギタリスト。
Mark KramerとDavid LichtでShockabillyというバンドも80年前半に活動してました。
非常に多作でどれから聴いていいかわかんない。
Derek BaileyやHenry Kaiser、John Zorn、Marc Ribot等々なジャズでも前衛寄りなスタイル。
けど、こういう人達って上手ですよね。
けっこう名曲カバーも演奏してますな。歌ったりもしてる?
見た目も含めて、Daniel Johnstonっぽい時あり。
実験的ですが、ユーモアも感じて頭でっかちな印象ではない。

アバンギャルドいっぱいでお腹いっぱいになりますなあ。


Eugene Chadbourne-There'll Be No Tears Tonight (full album)
https://m.youtube.com/watch?v=H4fnEgRkcc4

Noël Akchoté | Eugene Chadbourne | Marc Ribot – Lust Corner [Full Album]
https://m.youtube.com/watch?v=rDunQNzjr0M

Joel Vandroogenbroeck

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Joel Vandroogenbroeck

ドイツ、ブリュッセル出身のミュージシャン。2019年没。
クラウトロックバンドBrainticketの中心メンバーでした。
極初期はジャズを演奏してましたが、Brainticketくらいから実験的な音楽性になってます。Brainticketはロック度高め。
ソロ作品の方が実験性高い。てか、アンビエント度が高い。Brainticketはロック度高め。
人に勧めるような感じではない。
眠る時に聴くと良い塩梅。


Joel Vandroogenbroeck - Meditations Vol. 1 (1980)
https://m.youtube.com/watch?v=USU6JFVZHFo&t=449s

Joel Vandroogenbroeck - Fairy Tale
https://m.youtube.com/watch?v=cQvtRGvIprY

Brainticket - 1971 - Cottonwood Hill [Full Album]
https://m.youtube.com/watch?v=-clKFoZOBYs

Lync

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Lync

1992年~1994年に活動したオリンピアのバンド。
94年の唯一のアルバム「These Are Not Fall Colors」をK Recordsから出してます。
インディーロックなバンドが数多いK Recordsですが、このバンドは珍しく激しいポストハードコアやエモな音楽性です。Unwoundに近いかなあ。
ちょっと後くらいまで、KはSatisfactとか「Dischordから出さないの?間違えた?」みたいなバンドがたまにいましたな。

Lyncはいち早くエモやポストハードコアを発展させて、短命なバンドでしたが、偉大です。
まだ発展途上な音楽でこういう手探りなバンドって、楽曲展開とかフレーズもセオリーができる前の荒削りさ。とたまらない。
と言いつつもしっかりしたメロディ。
Get Up Kidsとかは影響受けてねえか?

まあ、とにかく資料的にも聴いても、音楽的にも聴いても、良バンド。かっこいいよ。




lync - these are not fall colors(full album)
https://m.youtube.com/watch?v=JXfi3vp1t8U

lync - two feet in front 7"
https://m.youtube.com/watch?v=pNTenJ-0mbg

Satisfact Demonstration
https://m.youtube.com/watch?v=D_IWdGMnWhg&t=19s

David Axelrod

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David Axelrod

ロサンゼルス出身の作曲家、プロデューサー。2017年没。
元々はCapitol Recordsの社員として、プロデューサー業をしてたらしいです。Cannonball Adderleyのプロデュースしてたり優秀な社員。
68年に名盤「Song of Innocence」を発表してから、コンスタントにリリースしてますな。
90年前半にHipHop界隈からサンプリングされて、再評価されたみたいです。DJ ShadowDr.Dre等々有名な人がサンプリングしまくったネタの宝庫。

ジャズファンクサイケデリックの合体かつオーケストラな音楽です。
プロデューサーだからか、完成度が高い楽曲。
聴いてるとファンクやらロックやらいろんなアプローチがあり、60、70年代な音楽が好きな多方面にオススメできそう。

ごちゃ混ぜだけど、しっかり整頓されて素晴らしい楽曲に仕上がってますな。良い。


David Axelrod - Song Of Innocence
https://m.youtube.com/watch?v=jMakYKVKqIc

David Axelrod - Pride (1970)
https://m.youtube.com/watch?v=YipIAI3AkXM

Lemon Kittens

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Lemon Kittens

1977年~1980年前半?くらいまで活動したレディングのバンド。Karl Blake、Gary Thatcherが中心メンバーだったみたいです。
Danielle DaxAlternative TVのMark Perryも在籍してた。
EP2枚、1st 「We Buy a Hammer for Daddy」、2nd「Big Dentist」の2枚アルバム出してます。

捉えにくい楽曲で前衛的に聴こえるアプローチですな。
冷たくて暗いけど、どこかユーモアのある雰囲気。
「We Buy a Hammer for Daddy」の方が入りやすいかと思う。
Slits、RaincoatsやNo Wave周辺のバンド好きなら気に入るであろう。
新しいものの原型的な音楽。



Lemon Kittens - We Buy A Hammer For Daddy (Full Album)
https://m.youtube.com/watch?v=kSWBWM7ZHQ4

Lemon Kittens - The Big Dentist (Full Album)
https://m.youtube.com/watch?v=_pnZ5sssm6g&t=648s

Replacements

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Replacements

79~91年主に活動したミネアポリスのバンド。ちょいちょい再結成してます。今はしてないかな。
Paul Westerberg率いるバンドなんですが、厳密に言うとちょっと後に加入したみたいですな。まあ、ほぼ結成時期やが。
ベーシストは結成時11歳と平均年齢低そうだが、そんなこと関係ない81年1st「Sorry Ma, Forgot to Take Out the Trash」は強烈なロックンロール、パンクサウンドです。
初期衝動すげえ。

同郷のHusker Duとは良いライバルだったみたいですな。
Husker Duっぽい時ありますな。

83年2nd「Hootenanny」は若干1stっぽさを残しつつ、ロックンロール強めへ傾いていきますが、Paul Westerbergのセンスは抜群で以降も質の高い作品出してます。
メロディがやはり素晴らしいね。
Stiff Little FingersのJake Burnsと声質似てる?

1stアルバムとEP「Stink」以降のアルバムはパンク度が異なるので、1stの延長を期待すると少し期待外れになるかな。そんなことないよ。めちゃかっこいいよ。

中学生とか多感な時期の人へオススメ。(適当)

The Replacements - Customer
https://m.youtube.com/watch?v=XLb_0h7ldDM

Kids Don't Follow
https://m.youtube.com/watch?v=NGxINyXiVgQ

Favorite Thing
https://m.youtube.com/watch?v=XxY76HVhiJ4

Mary Lou Williams

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Mary Lou Williams

アトランタ出身のジャズピアニスト。81年没。
ジャズの偉人とも仕事多数な偉人。
作品多数ですが、初めて聴いた「Free Spirits 」が素晴らしくて、関心を持ちました。
ただ、このアルバム途中、音量の上がり下がりが激しくて、通して聴きにくい。(俺のだけ?)

ここら辺はタイトル通り、Cecil Taylorと仕事したりフリージャズ要素ありな演奏ですが、「Ode to Saint Cecilie」のベースリフがすげえかっこいいですな。名曲。

まあ、詳しいこと知らないけど、よかね。(こんなんじゃだめ?)


Ode to Saint Cecilie
https://m.youtube.com/watch?v=_oui1hTryXs

Mary Lou Williams - It Ain't Necessarily So
https://m.youtube.com/watch?v=gliXXWZwm08