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ひたすら情報皆無の音楽レビュー

EMBRACE

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EMBRACE…
同名のバンドがいるけど、IAN MACKAYEの方です。
IAN MACKAYEがMINOR THREAT解散後、バンドを組んでは解散してを繰り返し、また新たな礎を築いたのがEMBRACEです。
1984、5年辺りにfugaziのもう一人のギター、GUY PICCIOTTOがrites of springをしていて、けっこう影響を受けたんじゃないだろうか。
DCハードコアシーンが次のステージに上がる時期ですな。
所謂レボリューションサマーというムーブメントですね。

新鮮だったハードコアが様式化してしまい、また暴力沙汰やらで辟易していた時にrites of springの登場は衝撃だったに違いない。
ティーアルビニはボロクソに評価してたみたいですが。(どっかで拾ったイアンのインタビューより)

DCハードコアシーンはハードコアと俗に言われるエモの黎明期を作った偉大な音楽シーンだと思います。

聴いたらわかるが楽器がテクニカルになり、メロディも生まれ、スローダウンしてます。
husker du、willful neglectとかのメロディックミネアポリス勢に通づるものを感じます。

レボリューションサマー期のDCバンドと言えば、rites of spring、DAG NASTY、EMBRACE、one last wish、soul side、beefeater、graymatter、three等々。
後のdischordに繋がる音楽性を持ったバンド群ですわ。要チェック。
こっから、ebullitionレーベルとか更に激しいバンド群にも繋がって行ったんじゃないでしょうか。

まあ、こういう歴史は、詳しい人がネット上にいっぱいいるので検索してくれえ!

とにかく、今でもEMBRACEはよく聴くのお。
最初は衝動的で荒削りな印象を持ちましたが、丁寧に作りこまれてます。楽器隊はVOIDと熱いスプリットを出したfaithのメンバーです。
faithで手探りしていた何かを掴んだようなアンサンブルでイアンのボーカルが入ると、水を得た魚状態です。

イアン自身もEMBRACEはお気に入りのバンドみたいです。(どっかで拾ったイアンのインタビューより)


EMBRACEから更にfugaziの音楽性までたどり着いたことは本当、すげえな。
同じ地域でバンド同士、切磋琢磨するシーンはなんて素晴らしいんでしょうか。

そういや、EMBRACEはなんで解散したんだろうか。
あと、DCから離れるけど、moss icon、fuelもすげえよかった。(なかなかないよ!要再発)

EMBRACE building
https://m.youtube.com/watch?v=nURCvX9ynQ0

DAG NASTY Circles
https://m.youtube.com/watch?v=zyQ3_r4a3DE

RITES OF SPRING For Want Of
https://m.youtube.com/watch?v=fXID4RvSLz4

3 Swann Street
https://m.youtube.com/watch?v=KBTKcLNBPaA

MOSS ICON Gravity
https://m.youtube.com/watch?v=67BNxEQyz5U&list=OLAK5uy_nnbYEctlOT1uNC_ntPC6sgPPC1BRR6K2I&index=14

fuel - fuel lp
https://m.youtube.com/watch?v=RIqCt8EjwtE&t=67s